UB40 PRSENT ARMS |
ひたすらチャートから外れなかった作品。すさまじくその名前を一気に広げたのがこの作品。からこれ30年近くたつのか?いやそれ以上か?だがその音の新鮮さはいまだに衰えずの状態。全員が本気の曲と本気の歌ということなのだろう。真剣に何かが勝手に伝わってくる作品だ。当時のイギリスは大不況で若者仕事なしの状態。その不況はすさまじいものがあり、そのひどさはパンクにもつながっていった。そのなかでただ一つのレゲェバンドがUB40。当時の日本ではようやくレゲェの国内盤販売が始まったばかりのころだ。ボブ・マーリーの隣にUB40という感じのレゲェがまだまだ誰もの時代だった。その中でのイギリスでのチャートひた走りでデビュー盤が日本発売になる前にセカンドが話題になっているといった感じの記憶がある。この作品は本当にパワーがある。本気で何かを伝えるという意思の強さがあったからなのかもしれない。ビートのすべてにパワーがありサックスは吠えている。バンドとしてのまとまりも最高。当時に日本の深夜番組でもそのミュージック・ビデオが確か紹介されたはずだ。とにかくはタイトル曲!なんとも言えないタイトルに訴えたいことの気持ちがのってきて、そしてそれが全曲に伝わっている。この真剣な熱さはなぜかこの作品を購入後のターンテーブルの上はこいつだけの状況にもなったような覚えがある。歌の暑さとバンドのまとまりにレゲェのビートがからみ真剣に伝えたい部分という感じが真剣につたわってきていた。時代は変わる。いまでUB40のメンバーが謎の全員破産の時代。うーむ必殺の調子の乗りすぎだな。その始まりがこの作品。本気で勢いとその熱さは本当にすごい真剣なメッセージが含まれているということだろう。いやあ、だがとにかくは音がいいね。キチンと練られたビートが真剣にその言葉と真実の叫びを伝えてくれる。
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お奨め名盤9 |
WAR INA BABYLON |
非常に強力なバックに支えられマックス・ロメオが丁寧にキチンとうたいまくる。本当に聞きごたえのあるレゲェアルバムだ。
ONE STEP FORMARDの段階で何かを励まされているかのような後ろ押し的な気持ちの良さと力強さでこの作品のよさがほとんど決定されてしまっているかのような音作りだ。
レゲェのサウンドトラックのもっともよい部分、シンプルだがきっちりとビートを作りリズムが完全に支えきる。。。これが完全に実現していることが本当に素晴らしい。レゲェの基本の音を学ぶにも適している作品だ。その上に曲がとにかく何年たってもその新鮮味とちから強さを失わないところが素晴らしい。マックス・ロメオの歌の説得力がこの作品では生きまくっている。何年たっても失われない新鮮味がこの作品のすごさを永遠に支え続けるに違いない。タイトル曲のWAR
INA BABYLONは本当に秀逸な作品。訴えかけたいものが、言葉を遥かに超えてやってくる。目の前で歌われているかのような錯覚に落ちる録音の良さもこれを支えている・・・・ただし綺麗とかの種類ではなく、音が目の前にあるかのようなきっちりと伝えきっているすごさがこの場合の録音の良さという意味ということで。レゲェは基本そういったリズムトラックやバックトラックに関してははずしがないところがいいですね。分業のすごさをなぜか感じてしまう作品でもあるところが楽しい。レゲェの歴史的なものが軽く存在しているところでも楽しい作品だ。正直、私の愛聴盤です。これ。日曜の朝に聞くといい感じといた感じのはまり方をしています。 |
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お奨め名盤10 |
B.B.KING WAILES |
いやあ。出だしから大きく攻め込んでくる。ド迫力のブルースだな。ただしシカゴのような場合とは違い、やはりBBの世界は彼の世界だから、バックについているものが違う部分でやはりオーケストラ的迫力になってくるわけだ。その中できっちりと表現力豊かに歌を歌いあげ、そしてギターをキチンときれいに流してくる。そう50年代の音楽がここに明確にあるというのがこの作品の特徴だろう。そう、だから受け入れられない人は絶対に難しいだろう。やはりオーケストラバックに歌われるブルースって、さすがにこの世界が好きな人に限られるだろう。好き嫌いはともかくとしてこの50年代のブルースの学習という面では最高のものかもしれない。そういう気分でもなければ、さすがに参った!的部分はどうしてもある。まだまだギターとBBという感じではない状況なのだ。クックカウンティが出だしの私にしてみると、もういきなりのドッキリカメラ状態。そう、50年代の映画音楽的雰囲気丸出しなのだ。逆を言えばそれが好きな人には間違いなく最高の作品だろう。うーむ、だがそれって結構今では・・・・どうなのだろう??たまに聞く分には悪くないことは確か。確実に演奏力は高い上に聞いてもらいたい雰囲気丸出しなだけに非常にそういう気分であれば最高だろう。50年代映画音楽的雰囲気が好きな人には超お勧めの作品 |
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お奨め名盤11 |
LABOUR OF LOVE |
優しいレゲェの集大成とでも言えるラバーズロックの名盤といっていいものだろう。とてつもなく大ヒットした作品だ。そう、一部のレゲェ好きとブリティッシュロック好きの間のアーティストだったのがこの作品で一般的にも受け入れられた。とにかく音がきれいに整理されてポップで聞きやすく、演じられている曲も素晴らしいく、本当に何回聞いても飽きのこないものだけだ。そして綺麗に歌われ、その歌の説得力も素晴らしく、なん年経とうがその魅力は全くもって衰えない。しかし綺麗に整理されている音がその聞きやすさに拍車をかけている。誰が聞いても同じ感想しかもたないであろうと言い切れるだけの演奏だ。選曲もバンドにあっているのだろう。極端に難しい曲の選択はなく、歌い継がれていくようにしか聞こえてこないところがすごい。演奏力もますます磨きがかかり、その魅力から逃れようとしてもできない輝きがある。音のとらえ方なのだろうか?その一音一音がキチンと聞こえるように綺麗に録音されている部分がその魅力に拍車がかかっている。RED RED WINEは大ヒットした。そう、多くの人がこの作品にはまってしまったのだ。超お勧めのラバーズロックの名曲の演奏集。曲を覚えたいのであれば超おすすめの一枚だ。MANY RIVER TO CROSSにおける大胆なエレクトロニクスの導入は当時驚きでむかえられてのが懐かしい。まあだが日本ではほんの一部ではだったが・・・・・ |
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お奨め名盤12 |
BOB MARLEY & THE WAILERS JAPAN |
ボブの声が直接聞こえてくるような錯覚を覚えてしまうラスタマン・ヴァブレーションで始まる日本でのライブ盤。
権利関係は結構不明なのだが、とにかくは聞くことができるということといまだに入手可能ということはそのあたりは販売元が結構頑張ったということなのだろうか?まあなんであれ割と録音がいい感じ。ただしバランス等に関してはちょっと・・・の部分もある。だが息遣いがそのまま聞こえてきそうな録音だけに本気で聞いていて元気になってしまうというものすごい作品だ。
バックの音も見事にとらえられており、いったいどこのミクサーから抜いたので?的なすごい録音だ。だがたまにハウリング的な音もあるからステージ上のどこかのラインからということなのだろう。とにかくは細かな音が明確に聞こえてきており、特にギターが叫びまくっている様子は本当に克明に聞こえてくる。彼らの演奏そのものの肌触りが聞こえてくるという部分ではこの作品以上のものは現在はないのかも・・・・といいつつもどこから何が出てくるかわからないような部分もあるので現在は、と、いうことなのだろう。しかし歌詞まで何気に理解できてしまうような感覚に襲われるこの録音は本当にすさまじい。最高のレゲェアーティストの息遣いや肌触りが聞こえ、そして見えてくる。いやあ、しかし完璧ではないことは確かが、逆に加工のない音を聞くという面では本当に最高の作品だ。思わず一緒歌いたくなり、そし叫びたくなり、おもわず涙してしまう、凄まじい肌触り感のある作品だ。 |
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お奨め名盤13 |
TRAFFIC MR FANTASY |
凄まじいリズムトラックでいきなり攻め込んでくる!!70年代手前の60年代の音のすごさがここに存在している。歌の可能性を最大限に引き出している作品がこれ!スティ−ヴ・ウィンウッドのすごさがすべてを引き出してしまっていると言って過言ではないほどのド迫力で Heaven In Your Mindが迫ってくる。キーボードの力強さが本当に完全に支えきるという、こに当時のロックには結構あったものだが、ここではそれが一層強く、ピアノの音がなければ何も起こらないというような錯覚に襲われるほどのすごさだ。それにヴォーカルが完全対峙して曲を引き締め目の前にやってくる。曲云々の前にとにかくこの当時のトラフィックの絶好調である局面を本当によく表している。この力強さはめったに他では聞けないもの。そうバンドの演奏力云々ではなく心底から伝わってくる、その表現したいものをすべてあらわしているところが本当にすごい。人によっては曲が・・という場合もあるのかもしれない。要するに明らかにサイケの時代のアルバム単位での作品制作がここにも生きているということなのだろう。しかしNo Face,No Name,No Numberの澄み切った音の流れと訴えはいまだに有効。そう、何か後ろに押されるものがあって作られた作品の特徴なのだが、本当に何かサムシングを常に感じさせられる。この作品のタイトル通りの中身がこういったところにも表れている。本当にすごいトラフィックのデビュー作。何年たっても飽きがこない素晴らしさとすごさがここにある。本当に飽きないね、この作品とウィンウッドの声。思わず一緒に歌ってしまうDear Mr.Fantasyのなんだろう、本当に広い世界が素晴らしい。大傑作のサイケ時代のトラフィックの作品がこれ。 |
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お奨め名盤14 |
ROBBIE ROBERTSON |
本当にアメリカの歌というものが。。。と、いうような表現があるのだとすれば、これもその中の1枚の中にはいるのだろう。
何年たっても色あせないすごさがここにある。よく、いやたまに言われる真実という言葉がこの作品には本当にぴったりするとうは間違いない。そう一人でいる中での気持ちの葛藤や、そう人の中でいてもその共感というものがここでは見事に表現されている。人間をキチンとしっかりとうたい上げているのだ。
ロビーはあまり歌う方ではなかったかと思う。そうラスト・ワルツの中でもいったいは口は動くが声は????的な存在であったはずだ。だがここでは見事に歌いあげている。しっかりとその真意を歌でも曲でも音でも伝えてきている。ギターの独特な音の流れがしかし本当にすごい。彼でしかありあえないような音階の流れの中でキチンと音の細かな違いがあり、ハーモロディックは美しい。ギターアルバムとしてギターだけを聞いていてもその凄さはほんとうにすごいとしか言い表せない表現の豊かさがここにはある。いったい彼の世界はどこまでひろがっていくのだろう。その世界はいったいどこにあるのだろう?そうその世界を思わず探究したくなってしまうほど取りつかれてしまうのがこの作品だ。音の美しさもあるが、その音の際限のないような広がりが見事に心をとらえて離さない。そんな作品がいったいどこにあるのだろう?空がの叫びが彼を完全に支えているのだ。この空間の広がりが彼の世界なのだろう。大傑作だ! |
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お奨め名盤15 |
MAXWELL NOW |
熱い歌がクールに続いて行く。秘めた思いというものがあるのであればこの作品の歌がその言葉通りのことではないのか?的な歌がひたすら続いていく。とにかくは隙のない音の作りが完全に心をとらえて離さない。どこに彼はいるのであろうか。本当に目の間にいるかのような音世界が延々と展開されていく。基本的な音の作りが基本的な彼のビートから発信されているかのようなものになっているのでに何があっても基本線から離れることはない、この作品での歌はどの切り口であっても正解にたどりつくかのようなつくりになっている。
とにかく、彼の歌!それがすべての基本になっている。どのような音であってもマックスウェルの声からは絶対に離れていかないすごさがここにはある。優しげな音が何気にテンションあふれる状態で、いまにもあふれでそうな音になって表現されていく。これが大傑作と言わなくて、何を傑作というのであろうか?とい生きれるほどの歌世界がここにはある。余計な楽器のソロもなくすべてが慎重にそして言葉を最大限に伝えられてくるように丁寧に音が作られている。そう、ここには余計な装飾的音はまるっきりない!本当にここまで言葉を大事にして音世界を作り上げている作品はめったにない!と言い切ってしまえるほどの内容だ。本当にこれが傑作というレベルの作品なのだろう。
凄過ぎの作品だ。 |
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お奨め名盤16 |
ZOMBIE FELA&AFRIKA 70 |
いきなりの、ド迫力で迫ってくる音楽だ!いきなりそのままぶった押される感じだ。本当にこの攻めの姿勢は他ではまず聞くことができないものだろう。すごいビートの中でのフェラのサックスが響き渡る。このビートの良さもあいまって一気に中に吸い寄せられてしまう感覚がなんとも言えない感覚で迫ってくる。ゾンビでネットを検索すると例の映画関連になってしまうのだが、音楽ではフェラのゾンビーだ!途中ではさむ歌も本当に言葉が分からなくとも、その姿勢と歌の迫力で何を発信したかがつたわってきてしまう!
しかしこの大人数でありながらの凄まじいまとまりは、中心が本当にはっきりしていてその吸い寄せるパワーが明確にあって、気が付くと隣にフェラがいるのではないか?的錯覚におそわれてしまう。しかし本当にこれだけ中心に向かうということが明確にされている音楽もなかなか他では聞くことができない。当時のアフリカがどういう状況であったかは書物でしかわれわれはわからないが、相当政治的にも様々な人間関係(そんな生易しいものではないということは伝わってきているが・・・・)がこの音楽に伝わってきているのだろう。うーむ、延々と聞いてしまいそうな予感の中で生きていく聞き手ということなのかな?いやあ、本当にこの迫力と説得力は凄過ぎだ! |
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