|
クロコダイルズ |
既に方向性が完全に確立されていた作品だった。いきなり切り開くような音をもったギターの音が非常に印象的。どこに攻め込むのだ?的印象のあるギターの音を強引に全体をまとめていくようなドラムの音が全体の音を完全に確立させている。強烈な印象をもったデビュー作であった。とにかくは全体がすでに前を切り開いていくのだ的な音の作りがすねての方向性を定めてグイグイと攻め込んでくる。ここまで攻めの指向性の強い作品も珍しいだろう。それを支えるかのような絵画的な音の作りもあり、この1枚で彼らの音楽を完全に伝えきってくれているような印象のある本当にとてつもない勢いのもったデビュー作だった。言葉が分かるわからない以前に、説得力のある音とヴォーカルの声がすべてのこのバンドの音をひたすら前をつら抜いていく姿勢と合わせ飛んでもない音をつくりあげている。何を参考にしたのか?とういう感覚を持って当たり前の音だが(ドアーズ?}その何かという疑問を遥かに超える新鮮味で迫ってくる作品だ。確かにイアン・マッカロックの声の説得力はすさまじい。目ってにいるようなヴォーカリストではないことは確かだ。その声とサウンドが完全に一致していることの脅威が、このバンドの音を支え切っている。だが一番はドラムのピート・ディ・フレイタスだろう。ここまでの説得力と音の安定と伝えきる迫力は尋常ではない。最大級のドラマーの存在がこのバンドを本当に支えている。聞く側の方向性がバンドの指向性とあった瞬間にこの作品の真の良さが分かる作品だ。
(SHINE SO HARDは発売時期によってボーナスでついている。下手な作品よりもこちらのZIMBOのだけでも価値がある) |
曲目 |
1.GOING UP
2.STARS ARE STARS
3.PRIDE
4.MONKEYS
5.CROCODILES
6,RESCURE
7.VILLIERS TERRACE
8.PICTURES ON MY WALL
9.ALL THAT JAZZ
10.HAPPY DEATH MAN
BONUS TRACK
11.DO IT CLEAN
12.READ IT IN BOOKS
13.SIMPLE STUFF
14.VILIERS TERRACE
15.PRIDE
16.SIMPLE STUFF
SHINE SO HARD EP.(販売時期次第)
17.CROCODILES
18.ZIMBO
19..ALL THAT JAZZ
20OVER THE WALL
|
|
|
|
|
|