優しげな雰囲気ではじまっていく、 終盤戦のころのバンドの作品。 そう、結局は本当にアメリカ系の音楽がどこまで好きか? の確認につながっていく作品だ。 ゆるやかでなんとなく広々とした雰囲気をまとまって 綺麗に過ごしていくという形の音楽がどこまで好きか? それにかかっていくるように思えてくる。 そのぐらいこの作品はひたすら優しい。 音のまとまりという部分もあるが、 ギターの音の切り方、他の楽器の入り方が とにかく緩やか。競争的な雰囲気もなく、 とにかくは全体でなにかを表現するのだ! の志向性の部分が特にこの作品に関しては顕著だ。 どこまで優しげなアメリカが好きか? そこに回答があるという音楽だけに とにかくはすべての楽器の音が 優しく聞こえてくるから不思議だ。 様々な音の集合体の出している音楽は間違いなく AORに連なりそれの基礎になっているわけだ。 このあたりをどのようにして聴くかで この作品への評価や気分が変わってしまうというのが この時代の音楽の特徴でもあるのだろう。 優しく呑気に時間を過ごすというのであれば、 この作品の本来的部分が見えてくるといえるだろう。 だがそうではなく、この先の発展系を穏やかに。。。。。 これがAORだったのだろう。 まあなんであれ必死になって聞くようなものでもないわけだ。 何気にこの音系の音がよくなって、何か・・・・ それで聞き始めていくというのがいいのかもしれない。 呑気に時間を過ごすための音楽だ。 |
1968 | MUSIC FROM BIG PINK | ||
1969 |
THE BAND | ||
1970 | STAGE FRIGHT | ||
1971 | CAHOOTS | ||
1972 | ROCK OF AGES | ||
1973 | MOONDOG MATINEE | ||
1975 | NORTHEN LIGHTS-SOUTHERM CROSS | ||
1977 | ISLAND | ||
1979 | THE LAST WALTZ |