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ダブのCD

ダブの誕生

ダブの誕生にはジャメイカの音楽業界の事情が
大きくかかわっている部分がある。
音響や独特の録音に対する考え方
とかいう以前にコスト的な問題や
発売元=プロデューサーの収益への
目論見といったことが大きいのだ。
レゲエは基本的にはシングル盤での発売が多く、
これをレコード店で次々と発売していくとい
うシステムの中で売られていく。
当然のことながら著作権的な部分は
無視されておりいくら儲かるかが問題に
なっていた。同じ儲けるノであれば
A面は歌、B面はカラオケというパターン
が都合がよいというわけだ。
カラオケもわざわざ録音しなおすようなことを
しなければ大もうけというわけだ


ダブの発展の背景

ジャメイカでのプロデューサーの立場というのは絶対的なものに近く。逆らえば干される!
ということになるような状態であった。
というわけでジャメイカでのダブ・アルバム
はほぼ全部プロデューサーの名義により発表
されるという状況に過去あったわけだ。
これらがDJとかサウンドシステムの発展の中で
常に新しいトラックが必要とされるうちに
どんどん大乱発の大発売過剰状態になっていく
ことになる。当然そこにはミュージシャンや
エンジニア、プロデューサーの力が必要
になっていく。走行していくうちに単なるBGMに
近いところの位置付けからクリエイティブで
斬新な音作りがどんどんされていくように
なっていく。まずはベースの強調・・・・・・
ダンス・ミュージックとして
そしてDJの音楽をよりよく表現するために
行われ、そして様々な空間を強調するための
エコーやリバーブの効果をよりよく利用する
音楽として脅威的な完成度をあげていくことに
なっていく。これがレゲエの世界的な発展と
あわせ特に政治的につながりのある・・・
移民等の問題・・・イギリスなどヨーロッパ別
の流れができるほど
新たな完成を見ていくことになる。


ダブの今日の位置づけ

当初はミュージシャンやプロデューサーが
引っ張るような状況であったが
現在ではむしろ音楽的センスのあふれた
エンジニアによって発展して言っている
感じが強い。
ヨーロッパにおけるエイドリアン・シャーウッド、
そしてマッド・プロフェッサーらのような
ジャメイカとは関係がない人達によって
その音作りの面白さや新たなビート感の強調を
伴い発展していくのであった。
当然のことながら原曲のよさをつぶすものや
全く持って意味のない音に、その上に音の羅列
というものすらある。
日本においてはこのダブというものが
体質にあうのか過去海外において
高い評価を受けているケースが多い。
現在でも日本のダブ・バンドには
超一流と言っても過言ではない
ミュージシャンが多く
現在でも確固たる地位を確保している。


掲載アーティスト名
                  
キング・ジャミー
オーガスタス・パブロ
リントン・クゥエシジョンソン
プリンス・ジャミー
マッドプロフェッサー
エイドリアン・シャーウッド
リー・ペリー
アフリカン・ヘッド・チャージ
キング・タビー
ミュート・ビート
デニス・ヴォーヴァル
キース・ハドソン
ダブ・シンジケート
サイエンティスト
オムニバス盤

2023年12月現在


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最新更新日 2023年12月10日

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