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ファーオーヴァー |
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柔らかく、しかし力こめて這い上がってくる。そういった印象の始まりからひたすらレゲェの世界が広がっていく。
はっきり言えばかなりのいい感じの作品だ。とにかくレゲェというよりもキチンとした世界をレゲエを通して歌で表現していく、そういった雰囲気の中で、だが力強く、何気にポピュラーにしっかりとした説得力で迫ってくる。歌詞云々よりも、何気に聞こえてくる単語は「マーカス・ガーベイ」そうレゲェの基本概念をひたすら歌いこんでいるといったところなのだろう。本当に悪くはない作品であり、軽くレゲェを聞きながらリラックスして横になるにはぴったりなのかもしれない。そのぐらい本当に聞きやすく、心優しく迫ってくるという、なかなかな精神世界の音なのだろう・・・・と、まあ勝手に決めつけているわけだが・・・・レゲェの基本線にあるマーカス・ガーベィ信仰から離れて十二分に聞くことができる作品だ。まあ、ジャメイカの人にしかわからない世界観は我々にはわからない。だが本当に心優しく語りかけてきていることは確かだ。本当にリラックスして聞くことのできる作品だ。きっと言葉が分からないことが幸いしているのだろう、が、きっとそんなに何かに巻き込むことが目的でもないという雰囲気が本当に幸いしているかのような作品だ。ものすごく気迫のあるものを求める場合には、その世界とは違うということだけは違うので、きっと外した感が出てしまうのだろう。まあ、優しくリラックスして言葉は気にせずに!と、いうのが一番だな、きっと。
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曲目 |
1.Farover
2.Greetings
3,Images
4.Rock
5.Education
6.She's Miner
7.Massage
8.O'Jah
9.Jah Is My Driver |
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