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HAIL H.I.M |
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ひたすら淡々と進んでいく。だがその安定した音の流れの中での言葉はわからなくとも何か大きく説得しているような感覚を覚えさせられ、なんとも言えない雰囲気の中にいるような気にさせられる。ひたすら淡々と・・・なんとも言えない雰囲気に逆に恐ろしさを感じさせられてしまう。まあ、とにかくはダブの音の中の主張をしていくレゲェシンガーと言った感じが逆に恐ろしさを感じさせ荒れる瞬間もあったりする。とにかくはひたすらJAHの時間があったりもして、聞き方によってはかなりの異様な空間を作ってしまうのかもしれない。しかし、この腰の低い安定した音はなじみが出るとそのまま和みの世界にもなって言ったりするところが凄い。言いたいことを伝えるがための音楽ということの典型的なものなのかもしれない。おもわず言葉がイマイチでも真剣に聞いてしまうところがこのバーニング・スピアの本当にすごい部分なのだろう。説得の神様という表現が一番似合うのかもしない。特に後半戦のほとんどトゥーステイングに近い語り調の歌は本当に彼の真骨頂的な部分になっているかのように全体を確実に盛り上げ、きわめて説得力のある作品に昇華させている。確実にこの歌を聞けば人を説得できるといったかのような彼の語り口調の歌は本当に凄まじくもあり、他ではなかなか聞くことができないすごいものになっている。しかし本当に神を信じ尊敬しつつもかれが語り続ける。なんだろうジャメイカの本当の怖さがこのあたりにあるのかもしれない・・・と、まあおもわず思い込みがの世界にはまっていくのであった。
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曲目 |
1.Hail H.I..M
2.Columbia
3,Boad Foggy
4.Follow Marcus Garvey
5.Jah See and Know
6.African Teacher
7.African Postman
8.Cry Blood Africana
9.Jah a Guh Raid |
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