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sings tha wailers |
バニー・ウェイラーがウェイラーズ時代に発表された曲を選択して吹き込みをしたのがこのシングス・ザ・ウェイラーズだ。66年あたりの曲もあり大きくレゲエが世の中に出てくる前のむしろスカの時代に近いものも含むといった感じの選曲がされている。スライ&ロビーがバックに入りというように発売当時の最高のメンバーで録音されている60年代から70年代初頭の曲のバニー版といった感じになるのだろう。
とにかうひたすら丁寧に作られている。音の一つ一つが本当に丁寧。キッチリと音がキレよくつくられ、そしてそれが録音されている。だが歌の感覚はやはりバニーのセンスが最大限に生かされたものになっている。ひたすら丁寧に優しく歌われていくその歌は永遠に優しく微笑みかけてくれるかのような状態での録音だ。KEEP
ON MOVINGもひたすら進むというよりも優しく微笑みながら一緒に行こうぜ的雰囲気に満ち溢れている。この優しさは常にバニーの持ち味。すべてにおいて彼はその優しさの本質を見失わずにひたすら語りかけてくれるかのような優しさのあふれた歌で聞き手を支えてくれている。何度聞いても飽きない感じでの丁寧な作り方には本当に感謝!と、いったところ。70年代以前の60年代のレゲェの前の時代からの曲も本当にスカではなくレゲェとしてキチンと作られている。レゲェを知るにも最高の一枚なのかもしれない。基本はボブ追悼ということでいいのだろう。本当に心を優しく包んでくれるレゲェがここにある。
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曲目 |
1.DANCING SHOES
2MELLOW MOOD
3.DREAMLAND
4KEEP ON MOVING
5.HYPROCRITE
6.I'M THE TOUGHEST
7RULE THIS LAND
8.BRUTAL
9.I STAND PREDOCINATE
10..WALK THE PROUD LAND |
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