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ヤードバーズ、ショートストーリー |
大昔のロックの始まりの時期においてギタリストに関する部分での名前が残ったバンドというとかなり辛口すぎるが、現実にはそういう部分の方が語られているバンドだ。
ブリティッシュ3大ギタリストという感じで日本での音楽雑誌が、とにかくは譜面を売り、バンドをやりたい人に雑誌をという流れの中でのギターブームがあり、そしてその中で当時の人気ギタリストの出身がこのバンドであるという形での紹介が中心であった。とにかくは入手が楽だったのはジェフベック時代のロジャー・ジ・エンジニア。これがなんだかんだで廉価盤としてよく売られていたことがヤードバーズの名前が消えなかった原因の大きな要因かと、そしてジミー・ペイジがこれを基本としてレッド・ゼッペリンまでに変えていき、まあ完全に違うバンドを作る前のキッカケとして存在させたという流れでバンドは終わっていく。始まりはエリック・クラプトンであったわけだが、彼はとっとと他に行き人気を博し大きく流れをつかみとてつもない存在に膨らんでいった。それがヤードバーズの基本のような感じになっている。ただ50年代のR&Bの応用をしてのロックというものに関しては大きく参考になるものであり、様々な人に影響を与え、何気に大きく影響を与えていくという不思議な立場をえていくことになっていく。ヒット曲は?代表作は?という聞き方になっていくとやっぱり不思議な立場になっていくところが黎明期ならではのことなのかもしれない。まあ、基本はギタリストの存在の部分が大きいが、音楽もそれなりに面白いものであったことも事実だが、それがだからと言って必ず高い評価を得るというわけでもないというのが何とも言えない存在感の原因になっているのだろう。まあ、気楽に音を聞くという姿勢で聞くのが一番なのかもしれない。
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