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ウェイク・オブ・ザ・フラッド |
グレイトフル・デッド・レーベルからの第2弾の作品。のどかなイナタイ雰囲気の「Mississippi Half-Step Uptown
Toorledo」から始まり、その後もアメリカン・フレーバーあふれる作品になっている。前作の「Blues For
Allah」とはちょっと違いどちらかと言えば緩い演奏が続きます。スライドの伸びを生かした、ジェリー・ガルシアのギターがとても印象的に聞こえます。全体的にはギターのノンエフェクトであろうかといった感じでそれを生かしきった作品が多く、とにかく全体に瑞々しさに感じさせる音になっています。バンド全員で作った弾き語り作品とでも表現できそうな不思議な肌触りがあったりもするがベーシックな土の香りがする堅実な演奏で表現された目立たないがなんとなく美しさがある作品です。「Help
On The Way」の続編のような「Eyes of The
World」がより足元を固めがっちりとした演奏で迫ってくる。グレイトフル・デッドの隠れた名作とでも表現できそうな堅実な作品だ。ジェリー・ガルシアが好きな人にはこの作品は最高だろうが、土着的曲が嫌な人には最悪の作品かもしれない。録音状態は最高によくデッドの美しいコーラスもこの作品をよりよく仕上げるのに役に立っている。
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曲目 |
1.MISSISSIPPI HALF-STEP UPTOWN TOODLEDO
2.LET ME SING YOUR BLUES AWAY
3.ROW JIMMY
4.STELLA BLUE
5.HERE COMES SUNSHINE
6EYES OF THE WORLD
7.WEATHER REPORT SUITE
PRELUDE
PART1
PART2 LET IT GROW |
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