|
テイク・ノー・プリズナーズ |
ルー・リードの2枚組のライブ。他の時期のライブ盤とは違い全体に音楽がひたすらファンキーであり、なんだかとてもお気楽ご気楽状態での演奏になっている。シリアスな曲もシリアスな雰囲気ではなく肩の力を抜いた演奏になっている。ただし極めて言葉は辛らつで皮肉が多い。できれば日本盤を買うか、中古の日本盤を探すのがお薦め。「ラジオ・エチオピア」(パティ・スミス)を皮肉り「ラシオ・ニューヨーク」だと言ってみたり、皮肉交じりの言葉の連発にはルー・リードの詩人としての冴えが見られる。ルー・リード現在までの全体的な流れからみるとちょっと不振期のライブ盤なのだが(メタル・マシーン・ミュージックの悪影響から抜け切れていない)まあライブハウスでお気楽にライブをやればこんな感じにもなるさというような内容だ。この当時レコード会社がいろいろとサウンド面での冒険(4ch録音、ビクターのCD-4とかソニーの4チャンネル録音とか・・・)があり、ここではバイノーラル録音というヘッドフォンで聞くと臨場感が増すという面白録音がされている。そんな話はさておき他の傑作ライブ、例えばライブ・イン・イタリーとか、からみると圧倒的に目立たないライブだがまあ悪くはない。ただこれがルー・リードの音かと言えばまあこれは異端なのでしょう。ルー・リードをいくらか聞いてみて変わった面をしりたいと思ったときに聞くのが一番。
|
曲目 |
DISC1
1.SWEET JANE
2.IWANNA BE BLACK
3.SATELLITE OF LOVE
4 PALE BLUE EYES
5.BERLIN 6.I'M WAITING FOR MY MAN
DISC2
1.CONEY ISLAND BABY
2.STREET HASSLE
3.WALK ON THE WILD SIDE
4.LEAVE ME ALONE |
|
|
|
|
|