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BLUE MASK
ブルー・マスク 
LOU REED
のC D
HEADLIN

ブルー・マスク

 ルー・リードが過去と決別して
 新たに再生したという評価の多い作品だ。
 プライベートで普通に女性と結婚し
 まったく過去のかなり荒れた部分を
 普通に戻したかのような作風も多いが、
 基本的には過去、特にヴェルベット時代の名曲を
 書き続けた頃のテンションに戻り
 曲の内容もそれにそったところで
 極めてクォリティの高いものに仕上がっている。
 ここで聴かれるルー・リードのギターの音色は
 どのような破壊的な音を出そうが
 とても洗練された力強い音となり
 ものすごい説得力をもって迫ってくる。
 歌も語りかけてくるような感じで
 詩を聞かせようとする意志を強く感じるものだ
 (内容は理解しがたい部分も多いが。)
 とにかく自分自身のパブリック・イメージを
 一新するためにでも作った作品だけに
 彼自身相当力をいれて作りあげたような感じだ。
 バックを支えるメンバーは、名作ライブの
 ライブ・イン・イタリーのメンバーが中心
 (ドラマーだけが違う)。特にベースの
 フェルナンド・サンダースのベースが程よい感じで
 歌い曲に表情を付け新たな力を加えている。
 派手な演奏はないがバンドとしての塊と絡みは
 最高のものといえる状況での録音だ。
 本当によく音がよく整理されており
 ルー・リードが意図する音を完全に近い形で
 表現しているようだ。
 ジャケットはトランス.0フォーマーのジャケットを元に
 画像加工をし色を変化させたものだ。
 ここにも彼の明快な意志があらわれているかのようだ。
 夜ひとり静かに聴きたくなるような音だが
 歌詞は気にしてはいけないという部分があるような
 ないような・・・・。
 
 
 曲目
 

 1.HOW DO YOU SPEAK TO AN ANGEL
 2.MY OLD MAN
 3.KEEP AWAY
 4.GROWING UP IN PUBLIC
 5.STANDING ON CEREMONY
 6.SO ALONE
 7.LOVE IS HERE TO STAY
 8.THE POWER OF POSITIVE DRINKING
 9.SMILES
 10.THINK IT OVER
 11.TEACH THE GIFTED CHILDREN
 


ルー・リードの作品

1972 LOU REED
1972 TRANSFORMER
1973 BERLIN
1973 ROCK'N ROLL ANIMAL
1974 SALLY CAN'T DANCE
1975 LOU REED LIVE
1975 METAL MACHINE MUSIC
1975 CONEY ISLAND BABY
1976 ROCK'N ROLL HERAT
1977 STREET HASSLE
1978 TAKE NO PRISONERS
1979 THE BELLS
1980 GROWNING UP IN PUBLIC
1982 THE BLUE MASK
1983 LEGENDARY HERAT
1984 LIVE IN ITALY
1984 NEW SENSATIONS
1986 MISTRIAL
1989 NEW YORK
1990 SONGS FOR DRELLA
1992 MAGIC AND LOSS
1996 SET THE TWILIGHT REELING
1998 PERFECT NIGHT LIVE IN LONDON
2000 ECSTACY
2001 AMERICAN POET
2003 THE RAVEN
2003 LE BATACLAN '72
2004 ANI ,MAL SERENADE




最新更新日 2024年7月14日

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