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パンチ・ザ・クロック |
コステロの復活作品。ツアー中の言動で物議をもたらし、軽く干された後に名作IMPERIAL BEDROOMをはさみ、いきなりの大復活だったのがこの作品。そう原点に戻ったということなのだな。いきなりのホーンさえまくりのその昔のソウルサウンドを用いて軽く吠えまくる。なかなか当時は爽やかでいい感じだった。そう、いきなりに明るくなったような・・・・その感じが実はこの人はというよりももともと別にパンクだとかニューウェイブというなかで存在するようなタイプではなかったということが明確になったことも結構当時は気分がよかった。アーティストが自分そのものをさらけ出すことの大事さをこの人は身をもって証明したということだろう。この直後の日本でのライブを見たけれど、結構本当にいい感じでいまだに登場した瞬間の盛り上がりを覚えている。いやあ、本当にこの人は音楽が好きなのだなを完璧に表現していたのをよく覚えている。ロバート・ワイアットの12INCHでもきわめて知られているSHIPBUIDINのあまりのリアリティの高さに驚き、そしてこの作品でのアトラクションズの引き締まりの高さにも驚きだ。
元気が出ない時に案外聞くのがいいのかもしれないが、あふれ出るパワーに圧倒されない準備が必要かもしれない。ボーナストラックも秀逸。EVERYDAY
I WRITE THE BOOKの荒っぽさの中にも情緒感あふれる演奏も素晴らしい。いやあ、何年たってもいいものはいいね。 |
曲目 |
1.LET THEM ALL TALK
2.EVERYDAY I WRITE THE BOOK
3.THE GREATEST THING
4.THE ELEMENT WITHIN HER
5.LOVE THAT MAD
6.SHIPBUILDING
7.TKE(BOXING DAY)
8.CHARM SCHOOL
9.THE INVISIBLE MAN
10.MOUTH OF THIVES
11.PILLS AND SOUP
12.THE WORLD AND HIS WIFE
BONUS TRACK
13.HEATHEN TOWN
14.THE FLIRTING KIND
15.WALKING ON THIN ICE
16.SHATTERPROOF
17.THE WORLD AND HIS WIFE(LIVE)
18.EVERYDAY J WRITE THE BOOK (LIVE) |
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