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ラフ&レディ |
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第二期ジェフ・ベック・グループの1枚目の作品。(通算3枚目)新しいメンバーで制作した作品だ。ジェフはなかなかはつらつとしたプレイを聞かせてくれる。前回のバンドでは出来なかったことを支えることが出来る演奏力高いメンバーを揃えスリル感溢れる演奏を繰り広げている。マックス・ミドルトンが結構目立ち今までのジェフとは違う自分をいささか抑えた演奏を繰り広げている。ジェフのギターはサスティンの効いた伸びのある音で 表現力と力強さで溢れてはいる。ただしボブ・テンチのヴォーカルがひたすら弱く、思い切ったプレイはしていないかのようだ。またジェフ自身もまだまだロック・フィールドから抜け出してはいない中途半端な感性のなかにいるかのような部分もあるためちょっと物足りない部分もある。JODYにおけるスライドプレイは極めてエモーショナルで素晴らしい出来だ。ただここでのプレイはやはりマックス・ミドルトンに引っ張られたものであり、ジェフの個性とはまだ完全には混ざり合っていない部分も少々感ずる。 ただし細かい点を除けばこの作品は完成度の高い作品でもあるのちのギター殺人者への発展する原点はここにあるのかもしれない感じがする作品です。
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曲目 |
1.GOT THE FEELING
2.SITUATION
3.SHORT BUSINESS
4.MAX'S TUNE
5.I'VE BEEN USED
6.NEW WAYS TRAIN TRAIN
7.JODY |
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