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BLACK SEA |
大人しげな、上品なピアノとともの歌と始まる。だがしばらくすると当時のXTCらしい飛び跳ねるような音が全体に広がっていく。歌を歌いこんでいく感じの進行が、なかなか物語性を感じさせる部分になっていく。当初は様々な物語を作成してそこから音が的な部分で制作されたようだが・・・・だがなんとかまとまりその中での海の物語が出来上がり、それをもとにジャケの姿になっているようだ。とにかくはストレートな音と爽やかなコーラスを絡めながらの彼ら特有の跳ねる音につながっていき、気分よく進行していく感じがなんとも気楽だ。だがやはりそれなりの物語を作成していたという通りに何気ない声の表情が語り部的な表情を持ち、なんともいい感じで彼らの表情が見えてくるような気分にさせてくれるのが本当に楽しい。とにかくは全体が独特のビートに支えらているだけに、繰り返し聞いて物語をしっかりという気分にさせてくれるのがなんとも言えずにいい感じだ。必殺のリピート音楽鑑賞会的に聞きながら何かを後押ししてくれそうな気分にさせてくれるのがなんとも言えずに本当に楽しい。きっちりと構成ができているだけになかなか飽きが来るようなこともなく、何年たっても新鮮な気分で音を楽しませてくれる気分が本当にいい感じだ。方面によっては彼らの最高傑作として推す人もいるようだ。しかしギターのカッティングの使い方が本当に楽しい。なんだろう、音楽を本当に心から楽しみながら作品をつくているのだ的な聞こえ方すらしてくる作品として仕上げているとう表現を作り手がしても、いやあ、その通りだ!と思わず返してしまいそうな気分にさせてくれる。
とにかくは緩やかなリズムの跳ねではなく、バンドの中の凄まじいやり取りのなかでその緩やかさを出しながらそこに強烈なきっちりとしたリズムを入れていく、いや、もう本当に凄まじいギターバンドだ!アンディ・パートリッジはパーカッシブな音にこだわっていたのだろう、本当にビートのはじけ方が真剣に楽しい!思わず繰り返しで聞く羽目にさせられてしまう作品だ。
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曲目 |
1.RESTRACTABLE STREET
2.GENERALS AND MAJORS
3.LIVING THROUGH ANOTHER CUBA
4.LOVE AT FIRST SIGHT
5.ROCKET FROM A BOTTLE
6.NO LANGUAGE IN OUR LINGS
7.TOWER OF LONDON
8.PAPER AND IRON(NOTES AND COINS)
9.BUENING WITH OPTIMISM'S FLAMES
10.SGT.ROCK(IS GOING TO HELP ME)
11.TRAVELS IN NIHILON
BOUNS TRACK
12.SMOKELESS ZONE
13.DON'T LOSE YOUR TEMPER
14.THE SOMNAMBULIST
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