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SETTING SONS |
必殺のど真ん中直球作品。まっすぐやりたいことやって解散だね、これって。確かに気分のいい爽快感がある。だから決して悪い作品ではない。だからといって最高だとか、そういう話でもないと思う。で、あれば解散はしていないはずだ。ジャムのすべての姿がこれで、かつ限界がこれということなのだろう。本当にこの疾走感は誰にでも出せるものではないはずだ。アマチュアがやれば。。おいおいの話になってしまうところなのだろう。
歌いたいことの現実と彼らの現実の不一致。それがおそらくは解散の原因の一つなのだろう。それ以上にもう年齢が違うぞ!的な部分も、ポール・ウェラーのその後を見ているとそう感じざるを得ない。とにかくモッズ的疾走感というものがあるのであれば、この作品で出ている熱気がそれだろう。だからそれ以上もそれ以下もないというこまった作品でもあったりする。
だけど元気が必要なときに、この手の作品が好きであれば、確かに支えにはなるのかもね。だが、けっしてそれ以上でもないことは確かだ。これって聞き手が年をとって勝手に感じていることなのかな?まあ、なんであれ若さが満ち溢れ、そこにある疾走感を最大限に表現をすることができた作品という位置付が一番なのだろう。
ポール・ウェラーのこの当時の姿が多分そうなのね!
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曲目 |
1.GIRL ON THE PHONE
2.THICK AS THEIVE
3.PRIVATE HELL
4.LITTLE BOY SOLDERS
5.WASTELAND
6.RUNNING SKY
7.SMITHERS-JONES
8.SATURDAY'S KIDS
9.THE ETON RIFLES
10.HEAT WAVE |
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