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DISINTEGRATION |
一気にもとの世界への回帰をした感のある作品。そう、何故かビートがみょうに聞いていた世界から耽美派への回帰・・・それはちょっと言い方がおかしいのかもしれない。
だが彼がどちらかと言えば、明らかに語りかけを音に載せて、その音でかなりの部分を耽美的に表現して聞き手を納得させるという部分が再びという感じが強い作品だけに、本当に昔の彼自身の世界に戻ったという表現でいいのだと思う。
2作目3作目のあたりが結構そんな感じがあったものが、この作品の前あたりでは結構popな曲までもがあった。だがこの作品、ひたすら彼の作った耽美的な、そして語りかけてくるようなサウンド・・・弾き語りではなくサウンドで人を納得させようとする感じなのだが・・・それが復活して、その音に載って彼がひたすら心からの叫びを彼独特の歌い方とその声で表現している。
そう、ここにはシングルで発表しておもわずチャートにという曲はどこにもない。そう、ひたすら彼独特の声の中での心の中の叫びを淡々と彼の独自の音といえる耽美的な雰囲気の独特のギターの音の中での弾き語りではないが、そのギターから離れずひたすら歌いこんでくる。サウンドは彼独特の昔から続く音といっていいもの。その中で彼が歌いこんでくる。そう、キュアーの音がまともに表現されている作品なのだ。この独特の加減がすきな人には最高のものだろう。と、いうことで大ヒットしている。なんとも言えない耽美の中の音がここで表現されている。
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曲目 |
1.PLAINSONG
2.PICTURE OF YOU
3.CLOSEDOWN
4.LOVE SONG
5.LAST DANCE
6.LULLABY
7.FASCINATION
8.PRAYERS FOR RAIN
9.THE SAME DEEP AS YOU
10.DISINTEGRATION
11.HOMESICK
12.UNTITLED
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