|
ENTREAT |
ライブ空間の浮かび上がった中でロバート・スミスが歌いこんでくる、ちょっと大げさすぎが、歌が中心になっていることは確かだ。音的にはいつもの独特の空間の中でクールな音のギターが響きその中をロバ-トの声が響いてくる。そう、なにか特別なことをこの作品でやっているわけではないのだ。むしろ、そのキュアの空間についての簡単な予備的な空間の触り方的な人に何げに聞いてもらう的な作り方を感じるのはなんとなく不思議なところだ。そして抒情的にライブは進んでいく。だがギターでの空間の作り方は彼の世界を完全に作り上げている。すごいとしか言いようがない世界がそこにある。この独特の空間が好きか嫌いかがこの作品を好きになるか、聞くことができるかの分かれ目なのだろう。癖のある独特の歌い方や、それに連なる音の空間の独自性。これが好きがどうかが問題だ。だがこの空間のあり方って結構日本人好みのような気もするのだが・・・・だが結局はニューウェイブ時代にちょっと流行したかのような歌い方に抵抗がという可能性もあるのかもしれないが、その独特の世界にはまれば、抜け出すことはもう難しい。その世界を完全に空間を作り上げて録音された作品がこれなのかもしれない。極端に売れた曲とか大ヒット曲を演奏するというわけでもない彼の世界はしかし、本当に抒情的だ。そして独特のギター音の切り方がとて魅力にあふれている。この独自の空間が好きか嫌いかが運命の分かれ目だな。いやあ、何気に聞いてしまう俺は完全にはまっているのだろう。
|
曲目 |
1.PICTURE OF YOU
2.CLOSE DOWN
3.LAST DANCE
4.FACINATION STREET
5.PRAYER FOR RAIN
6.DISINTEGRATION
7.HOMESICK
8.UNTITLED
|
|
|
|
|
|