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マゴット・ブレイン |
エディ・ヘイゼルの狂気のギターから始まるファンカデリックの3枚目のアルバム。アルバム全体はまだ後に出てくるコンセプチュアルな部分はなく、もともとコーラス・グループであった彼らの顔が表面に出たりするまだまだ完成前のアルバムでもある。表面にはまとまりが欠ける部分があるものの、バンドとしてのパワーがゴリゴリと押し寄せてくる感じが強い。タイトル曲は、エディ・ヘイゼルが10分以上もギターソロをやり続ける本人はジミヘン・フリークでもあったようだ。ファンク版ダークスターか? ただしこの曲がこの当時の音でもあること、またサイケデリック的な曲調や雰囲気がこの作品のジャケットをも代弁しているようなことからも見られるように全体として欠くことができないものでもある。とにかく力の限り前に押し寄せてくるかのような作品です。少々今聞けば古臭いSEもあるがこれはこれでご愛嬌。ファンク・ポエットとでもいえそうな趣の曲もあり本当にごった煮だ。タイトル曲は彼らを理解するのは欠かせない作品。この曲だけでもこの作品には大きな意味がある。 全体に渡り感じるのはソウルというよりもブラック・ロック。
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曲目 |
1.MAGGOT BRAIN
2.CAN YOU GET TO THAT
3.HIT IT AND QUIT IT
4.YOU AND YOUR FOLKS,ME AND MY FOLKS
5.SUPER STUPID
6.BACK IN OUR MINDS
7.WARS OF ARMAGEDDON |
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