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アンセイム |
初来日公演の後すぐに発売された作品。ジャメイカミックスとニューヨーク・ミックスがすぐに別々に発売された。本格的にブラック・ユフルがアメリカ進出をするという戦略だったはず。だが圧倒的にその質が違っていた。ジャメイカミックスは完全にアナログ的な余計な装飾は全くなしのもの。完全にまっすぐ一直線の第三世界的音の作りでひたすらその精神的な部分で勝負していたような、ライブバンドとしてのすごさの表現として発表されたものだった。当時いきなりのスライ&ロビーのブラックユフル加入が発表されたり、先行12inchのいギターをローリングストーンズのキースリチャーズが弾くという話題作りもすさまじかった。そう、ボブマーリィ亡き後のレゲェを一身に背負うかのような流れの中で、凄まじく充実した内容での発表となっていた。ピューマ・ジョーンズのステージ上での性的表現とか本当に当時のバトル的雰囲気の表現をこの作品のジャメイカミックスでやっていた。だがこのジャメイカミックスの後に発表されたニューヨークミックスは打ち込み的な部分も含みかなりエレクトロニクス的表現のものになっていた。当時の新しい音ということなのかもしれないがちょっと・・・無意味な音の大洪水になってしまった。この作品の発表ののちにピューマ・ジョーンズが病死、マイケル・ローズが脱退でボロボロでほとんど解散状況になっていく。スライの曲が案外いいできだったのが印象深いきわめて残念な作品になっていってしまった。実質の解散作品
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曲目 |
1.WHAT'S IS LIFE .
2.SOLIDARITY
3.BLACK UHURU ANTHEM
4.TRY IT
5.BOTANICAL ROOTS
6.SOMEBODY'S WATCHING YOU
7.BULL IN THE PEN
8.ELEMENTS
9.PARTY NEXT DOOR
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