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デビッド・バーン ショートストーリー |
パンクムーブメントの最中、ニューヨークから現れた不思議なバンド、トーキングヘッズ。そのリーダーであり、その後のニューウェイブ、そしてエスノ、エスノファンクを語る上で最も重要な人物が彼、デビッド・バーン。リメイン・イン・ライト以前はなぜかアフリカを語り始めて、全体を何気に方向転換していったような感じでもあったが、とにかくは現状ではない違うものを見つけるという方向性はすごいものがあった。ただし極端にとんがるのではなく、気が付くと「何?これは?」的な雰囲気の中で大前進をしていた。
エスノの時代・・・そうリンガラなどの時代に一気にリメイン・イン・ライトでその本性を現し世界的にもいきなり注目という方向であったかと思う。見た目は本当に知性派を気取る普通の人・・・まあ日本でもよくいるタイプ・・・であるわけだが、現実にそれを確実に実行して世界を広げていくという指向性は他ではめったにあるものではなく、しばらくは常に目が離せない人となっていた。だがその後のバンドの映画以降は一気におとなしくなっていく。指向性の変化ということなのだろう、南国でもジャングルではなく、中南米へと移動し・・・・・・そして全体はおとなしくなっていったというのが本当のところだろう。バンドのやつからアーティストへ変わり、そして今はパフォーマーとしてネットでは表記されている状況。不思議だが実際にきっとそうなのだろう。興味の先に彼の音楽があり、それが最先端であった時代があったということでいいのかもしれない。時代の変化で彼もその変化以外のところでの変化をしているため、ちょっと全体からは離れているのかもしれないが、それが彼の本性というか姿なのだろう。はたしてどこに行くの?その興味は?だがその興味が世界共通でなければ・・・・・・と、いうことなのだろう。だが全盛のころのブライアン・イーノとの作品は、本当に衝撃的で面白いものであった。そしてその内容が世の中にコピーされていったということでいいのかもしれない。不思議な人としての取扱いだが、きわめてノーマルな人ではないかと思う。うーむ、だがはたして???? |
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デビッド・バーンの作品 |
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