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スティ-ルパルス、ショートストーリー |
レゲエが日本で発売されるようになったころに合わせて輸入され、輸入盤が中心で出回っていた。マトゥンビと一緒にイギリスの移民レゲェとしての取扱いが多く、また音の作り方が硬く、きっちりとおとを切ってくる感じが多く、ジャメイカのレゲェとは全く違う音作りに気が付くとなっていたというのが本当のところだろう。
基本はバーミンガムの生まれの人たちが中心であり、ジャメイカの音とは全く違う趣であったところにブリティッシュレゲェとしての立場での評価が多かったのが本当のところだろう。とにかくはまずはデビッドハインズの存在感・・・異様な姿がとにかく印象的であり、音よりもはるかにそちらの方が注目されていたのが懐かしい。
歌と音が聞きやすく、当初はジャメイカの本場よりもブリティッシュレゲェの方が私は聞きやすかった。要するに音の作り方が分かり易いという部分が聞きやすかったのだ。
ギターの音カッティングのキレがとにかく冷たい。その冷たさが醒めた音になっていき、そう、そのあたりが全くジャメイカのレゲェとは違う音になっていたのが、とにかくまだ高校生だった自分には聞きやすかった。
ポップでは全くないが、理解がしやすかったのだろう。音に感触はやはりイギリスで作られたものなので、ロック的な音のとらえ方ができたのだと思う。
80年代にはなぜかグラミー賞もとっているようだ。そしてバンドはいまだに健在。しかしメンバーは凄まじく変わっている。バンドが作った音ではなく、作りたい音のために編成したバンドというのが本当のところなのだろう。
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スティール・パルスの作品 |
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