WHAT'S GOING ON
マーヴィン・ゲイのCDHEADLINE
ホワッツ・ゴーイング・オン
マーヴィン・ゲイの最高傑作でありソウルの大名盤であり、すべての音楽の中でも
必聴盤であるといえる数少ない作品のひとつである。
ベトナム戦争の帰還兵である彼の弟から聞いた話を
コンセプトに作りあげた、
ソウル史上初のコンセプト・アルバムでもある。
一体何が起こっているのかという疑問を元に
粛々と反戦を歌い、髪の長さという当時の権力層と
反権力の側の象徴的な違いを上げ歌われる
テーマ曲は今もまだ有効であることが、
なんともはや恐ろしい事実として
恐怖とともに語りかけてくる。
セレブの仲間に入るという幻想がいかにむなしい事か
いつになったら気づくのだろうか？
金は棺おけの中には入らないのだ。
という話はさておき全体に表現されている。
音はいまだ古くならず、
一定の極めて高いレベルで保たれ続けている。
しかしこの音のあまりにも凄いリアリティの為、
会社側との間では決定的な火種となっていく。
ひたすらクールにしかし熱く語りかけてくる
マーヴィンの歌と声のリアリティは絶句ものである。
一定のリズムの中に延々と展開されるアルバムの
コンセプトの完成度の高さは凄く
何回聞いても飽きが来ないどころか聴くたびに新鮮で
新たな発見が感じられる作品だ。
この後いろいろなアーティストに熱く影響を与え
ソウルという音楽に新たな方向性を示した作品
としても評価は高く、またタイトル曲は様々なアーティストに
カバーされかつラップの時代にあっては
いろいろと改作され、また新たな生命を吹き込まれ
ますますその生命力を大きくしていく不滅の名曲だ。
絶対に聴くべきだ、と言い切れる作品です。
この作品なくして今の音楽は成立し得ないといっても
過言ではない、大名盤だ
オリジナルヴァージョンでの曲目
1.What's Going On
2.What's Happening Brother
3.Ｆlyin' High
4.Ｓave The Children
5.God Is Love
6.Mercy Mercy Me(The Ecology)
7.Right On
8.Wholy Wholy
9.Inner City Blues
2001年には2枚組のDeluxe Editionが
発表されています。
最初の1枚目はオリジナルミックスの作品と
別ミックスが収められています。
2枚目はケネディ・センターでのライブ
が納められています。
このライブは内容はとてもよくお奨めできる内容です
マーヴィン・ゲイの作品
| マーヴィン・ゲイの作品（タミー・ティレルとの共演以降） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
最新更新日 2023年12月23日
昔のインデックス
