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LOWELL FULSON |
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ここにあるのはとにかくは歌。明らかにブルースとは?の問いかけに回答を見事に出してくれている感じだ。
フルアコの豊かな音を見事に生かして、その上にキチンとした語りかけの歌をのせて歌いかけてくる。本当に説得力の世界がここにあるといってもいい感じだ。ギターが歌うことはない。
ギターはあくまでもローウェル・フルソンの歌を支えるためにある状態。自分で自分を支える見事な弾き語りのブルースがここにある。しかしそのバックの音に徹底するはずのギターの力強さは本当にすばらしい。ギターだけを歌わせてもそのままいけそうな状態でこの1枚がつづいていく。そう、ギターを泣かすとか、弾きまくるというのではなくギターが歌っているのだ。
全てのブルースにおけるギターのバッキングの基本がここにあるという状態なのだろう。大昔はそれが受け入れられなかったのだが、今はむしろその凄さがわかってきて、ようやく彼の凄さの本質を理解したというところだな。決して派手な音もなければ大げさなものもは何もない。あるのは徹底的に歌をフォローするためのギターと、そのギターに対して答えを出すというローウェル・フルソンの弾き語りの歌!
ブルースの歌というものをここまでも見事に表現しつくしている人もめったにいない。なぜに彼がここまで大きな評価jのもとで永遠の道の上にでもいるような扱いを受けるのかがようやくわかった。そう、この作品の存在価値と意味がわかって初めてブルースを理解したといえるのかもしれない。
参りました!! |
曲目 |
1.WESTERN UNION BLUES
2.LAZY WOMAN BLUES
3.RIVER BLUES-PART1
4.RIVER BLUES-PART2
5.I WALKED ALL RIGHT
6.MIDNIGHT AND DAY
7.THREE O'CLOCK BLUES
8.THE BLUES IS KILLING ME
9.DID YOU EVER FEEL LUCKY
10I'M WILD ABOUT YOU
11.BLUES WITH A FEELING
12.WHY CAN'T YOU CRY FOR ME
13.THERE IS A TIME FOR EVERYTHING
14.LOWELL JUMPS ONE |
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