アプセッターズ・ア・ゴー・ゴー
緩やかな時間が何気に優しく過ぎていく。そう、リー・ペリーそのものの音だ。 本当にこの優し気な音にはいつ聞いても癒される。本当に彼自身がそうなのだろう、と勝手に考えてしまう感じなのだが・・・・果たして。とにかくは演奏そのものはいつものアプセッターズ状態。変にソロ的音がはいることはなく、ひたすら、スカビートが鳴り続ける中での音作りといったところだ。しかし、とにかく印象的な音はキーボード・・・ピアニカなのだろうか？まあその手の音に何気に適度に支配されている感が、全体のやさしさにつながっているのだろう。ハートビートから出ていた再発のもの。おそらくは編集版なのだろう。だが全体で聞いた場合のまとまりが非常によいので、なんともいえぬリー・ペリー節が本当に優しく伝わってくるのだ。とにかくは変な音は作らずに全体の音のまとめをキチンとプロデュースした音なのだろう。録音は当然のことながら古いわけだが、その古さがまた逆にいい感じになって伝わってくる。だから逆に余計な音のなさが良さになってきて、聴き手をリラックスさせてくれるのだろう。ヒット曲とかいうようなものとは無縁の世界。決してポップな世界には当然のごとくにしてならないわけだが、要するにどこまでスカやダブが好きかということになっていく。この作品はまさしくスカのサウンドの世界にあるから、ダブとはちょっと違うのかもしれない。ダブ以前のスカサウンドの集大成といったところなのかもしれない。なんであれ、疲れた休日には最高の癒しの音になるということは間違いないだろう。だが基本はスカにあるということだけはわかっていないと・・・・、そう常にスカは常にスカ。それがわかっていないと・・・・・・
曲目
| 1 | UPSETTERS A GO GO |
| 2 | GRAVE YARD BULLY |
| 3 | NO JOKE |
| 4 | LOCK IT UP |
| 5 | WHAT ABOUT AFRICA |
| 6 | ZANG ZANG ZAY |
| 7 | MOVE ONE WAY |
| 8 | SOUL CONSTITION |
| 9 | X-RAY VISION |
| 10 | CYPIANO |
| 11 | LOOKING DREAD |
| 12 | MAMA I LOVE YOU |
| 13 | RED OF RED |
| 14 | RISE AND SHINE |
| 15 | MELLOW MOOD |
| 16 | TAN YAH |
リー・ペリーの作品
UPSETTERS A GO GO
SUPER APE
RETURN OF THE SUPER APE
CHIKEN SCRATCH
SCRATCH THE UPSETTERS AGAIN
THE UPSETTERS COLLCTION1
VOODOOISM1
PRODUCED AND DIRECTED BY THE UPSETTER
THE BOOM×DE DEVIL(&DUB SYNDICATE)
最新更新日 2021年6月4日
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