|
ミスター・ゴーン |
ウェザー・リポートが最高傑作「HEAVY WERTHER」を発表した後に出した作品です。内容はどちらかと言えばジョー・ザヌエルがバンドのイニシアティブは自分にあるのだぞと主張しているかのような内容です。ただし全体として聞いた場合そんなにわるいものではないがバンドとして考えた場合この作品は一体どういう位置づけなのだろうということを思わず考えてしまうような作品です。民俗音楽的な1曲目からシンセの音が蔓延していきグループとして成立するための要素がかけているような感じになっている。ジャコのファンにとってはパンク・ジャズが入っているがために購入するという消極的理由しかないといってもよいような作品だ。ウェザー・リポートは根本的にはジョー・ザヌエルのバンドなのだということを明確にしただけの作品なのだと思う。この後2枚の作品と1枚のライブ盤を出して(ただし’81はほとんどジャコはいないに等しい)バンドは崩壊していく。崩壊のきっかけとなっていたような作品だ。特にものすごいファンでもない限りお勧めするような作品ではないような感じだ。ただしそれでも演奏の質は高く軽く部屋の中に音楽を充満させておきたいときには結構よい。まあ真剣に向き合うほどの作品ではないということなのだろう。ただしこの意見はあくまでもジャコ・ファンである私の独断と偏見そのものであるのでジョー・ザヌエルが好きな人には最高のものなのではないかと思う。まあそういう作品です。やはりウェザー・リポートのお奨めはヘヴィー・ウェザーと2枚のライブ盤かなやっぱり。まあ綺麗な音楽であることは確かだからまあ苦情がでるような作品ではないのでしょう(皮肉だが・・・)
|
|
ミスター・ゴーンの曲目 |
1 |
THE PURSUIT OF THE WOMAN WITH THE FEATHRED HAT |
2 |
RIVER PEOPLE |
3 |
YOUNG AND FINE |
4 |
THE ELDERS |
5 |
MR. GONE |
6 |
PUNK JAZZ |
7 |
PINOCCHIO |
8 |
AND THEN |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|