HEJIRA(逃避行）
Joni MitchellのCDHEADLINE
逃避行
ジョニ・ミッチェルの作品のなかでも最高の一枚に数えられる傑作。ザ・バンドの映画「ラスト・ワルツ」でも歌えわれた「COYOTE」から始まりジョニの変則チューニングによる透明感溢れるギターと説得力ある歌が全編に渡り続いていく。この作品を下敷きにして傑作ライブ「SHADOWS AND LIGHT」が作られていく。曲調は哀歓溢れる叙情的な曲が多いが抜群のバックバンドがその曲を最高の解釈で演奏をし、彼女の世界をより広がりをもって表現していく。特にコヨーテにおけるジャコ・パストリアスのハーモニックスの使い方絶品であり全体に物凄いアクセントをつけている。基本的に70年代のシンガーソングライターであるジョニ・ミッチェルの作品なので言葉が先に出る作品です。それを最高の解釈と最高のバンドが最高にして最大の表現で作られた作品と言えるでしょう。ジョニのギターには古くからのアメリカン・ミュージックの良質の部分が引き継がれているせいか、特にうまいわけではないが奇妙な説得力をもって攻め込んでくる。人によってはジャコのベースがうるさいと言われる方もいらっしゃるが、果たしてこの音を他のベーシストが出しえたのかといえばはなはだ疑問。むしろジャコのベースが歌の表現をより広げている。素晴らしい作品です。夜のお供にどうぞ。いいね。
曲目
1．COYOTE
2．AMELIA
3．FURRY SINGS THE BLUES
4．A STRANGE BOY
5．HEJIRA
6．SONGS FOR SHARON
7．BLACK CROW
8．BLUE MOTEL ROOM
9．REFUGE OF THE ROAD
ジョニ・ミッチェルの作品
HEJIRA
DONJUAN'S RECKLESS DAUGHTER
MINGUS
SHADOWS&LIGHT
BLUE
最新更新日 2021年8月13日
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