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ブリティッシュ・ロックの黎明期


イギリスにおけるロックの目覚めはブルースの輸入というものから本格的に始まったと考えるべきでしょう。それ以前の動きを絡める考え方もあるようですが正直あれはいくらなんでも憧れをいだくようなものではないとおもえるので・・・・・・・・。ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクスのオリジナル三大バンド以前はポップとロックの境界もさほど大きくなくポップ歌手もロックのような扱いでもあった。R&Bの流れを汲みそこから新たなものを吹き込んだというのがこの黎明期での大きな動きでしょう。イギリスといえばブリティッシュ・インベイジョンと言われるアメリカ市場への進出が最初の大きな動きなのでしょう。モッズなどの世俗的な動きがイギリスの階級制度の悪影響などから発生したりしてこの動きを底辺でささえていたことも確かだ。まあイギリスのロックと言えばビートルズなのかもしれませんが現実的に見ていくと確かにリードしていたことは間違いないがその後の発展と影響という意味ではきっかけの一つに過ぎないということもいえる。黄金の60年代が終わろうとするころ新たな動きが一気にひろがるのであった。


サイケデリック、プログレ,ハードロックの発展

1960年代の終わりにいままでのロックとは一線を画するような動きが出てくる。ただしこれにはよからぬ流れもかかわってくる。ドラッグの蔓延だ。ドラッグ・カルチャーとロックの発展が同一視されていく時代だ。ほぼ全部と言ってもかまわないぐらいドラッグが蔓延したわけだが本当にこれが音楽の発展に寄与していたかどうかは実際には疑わしいところだ。単に寿命や駄作の連発につながる部分もありどちらかといえばマイナスの部分が大きかったのではないかと作品の面からも言えるような感じだ。このような流れの中でサイケデリック・ロックが登場してくる。ただしこんもサイケに関してはむしろアメリカでの動きの法が大きく、イギリスではむしろプログレシッブ・ロックへの発展の方がはるかに大きな動きになっているような感じになっていった。キング・クリムゾンやピンク・フロイド、イエスの登場だ。そして世界を席捲するレッド・ゼッペリンの登場だ。ハード・ロックというギター中心バンドそうギター・ヒーローの登場が始まりそれが大発展していく。

ニューウェイブの登場とヨーロッパでの動き

1970年代の後半衝撃的なバンドの登場があった。セックス・ピストルズだ。これまでのバンドはもう古く新たな考え方やこれまた社会への不満というものを狙った動きと合致して大発展していくのだ。そしてイギリスではラフ・トレード、スティッフなどのインデペンデント・レーベルが登場し一気に発展していく。新たな作風をもったアーティストの発表の場が増えロックが単純な様式美に陥った悲劇を救う流れが出来上がりそれに伴い音楽の多様化が始まっていった。ニュー・ウェイブの旗の下音楽の質が大きく変わっていった。この流れはヨーロッパでの他国にも大きな影響を与えドイツ、ベルギーあたりでは独自の音楽性を持つレーベルが誕生し全く過去のしがらみにとらわれないばかりではなく
インダストリアル・ノイズといわれる楽器以外の音を用いた音楽が発展していき、そしてこれらの流れに基づいた音楽が応用に次ぐ応用により発展していった。アインシュツルテンデ・ノウバウテンの登場はとてつもなく刺激的でオルタネイティブ・ロックの大発展につながっていった。これにより音楽の大きな流れの変化が起こり現在へつながっていく。前衛は次世代のメイン・ストリームであるという流れのため現在はロックというイディオムはもう存在しないに等しい状況に感じられるほどだ。


掲載アーティスト名
シド・バレット 
ジュリアン・コープ
トラフィック
ザ・フー
スタイルカウンシル
キング・クリムゾン
Rストーンズ
ロニー・ウッド
エコー&ザ・バニーメン
ピーター・ガブリエル
ジェフ・ベック
エルヴィス・コステロ
ザ・ポリス
スクリッティ・ポリッティ
デビッド・ボウイ
キンクス
ザ・クラッシュ
スージー
&ザ・バンシーズ
ザ・キュア
イアン・デューリー
ザ・ジャム
レッド・ゼッペリン
フェイセズ
クリーム
XTC
ヤードバーズ
スペシャルズ
ポール・ウェラー
ロッド・スチュワート
ロバート・フリップ
 エリック・クラプトン

2022年2月現在


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最新更新日 2022年2月1日

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