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DON JUAN'S RECKLESS DAUGHTER
Joni Mitchell
のCD
HEADLINE

ドン・ファンのじゃじゃ馬娘

逃避行よりもアコースティック度を高めつくったような作品。
ジョニ・ミッチェルの変則チューニングが目立ちそれにジャコが曲を印象付けるベースを載せていくような感じを受ける。
シンガー・ソング・ライターが地のまま作り演奏をする曲にベースを載せかつその曲にふさわしいリズムを構成していくのはかなりの至難の業なのであるが
ここではそのような技を軽々とやり遂げてしまっているバンドのメンバーの凄さは賞賛に値する物凄さだ。
後半とくにリズム面での面白さがあるがこれはジャコの影響であるのであろうか?
ジャコはこういった面でのプロデュース に興味が強く
実際1枚プロデュースし出してしまっている。
(現在は海賊版扱いになってしまっている。版権が難しい状態なのか)
表題曲はジャコのベースが妙なドローン効果を志向した音を出したりしていて面白い曲調になっている。
全体として言えばジョニの作品であるので当然彼女のギターと歌があって始めて成り立つわけなのだが、
単なるフォーク・ソングにならずそれ以上の表現がなりたったのはやはりジャコのポイントをしっかり押さえたベースなのではないかと思う。
逃避行からミンガスへの橋渡し的表現も多い作品だが
このシンプルな中で最高の表現をする事ができたかなりの傑作だ。ただしあくまでも水彩画的透明感が印象的な作品であるのでジャコのエクセントリックでかつど派手なプレイはここにはない。
あくまでも曲を表現することに徹底的にこだわったプレイを聞くことができる作品なのです。


曲目
1.OVERYURE-COTTON AVENUE
2.TALK TO ME
3.JERICO
4.PAPRIKA PLAONS
5.OTIS AND MARLENA
6.THE TENTH WORLD
7.DREAMLAND
8.DON JUAN'S RECKLESS DAUGHTER
9.OFF NIGHT BACKSTREET
10.THE SOLKY VEILS ARDOR
 

ジョニ・ミッチェルの作品

HEJIRA

DONJUAN'S RECKLESS DAUGHTER
MINGUS
SHADOWS&LIGHT
BLUE


最新更新日 2021年8月13日

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