ラヴァーズ・ロック
いきなり攻め込んでくるドラム。この音が全くあいまいさのないダブになって続いていく。
そう、日本での初めてのダブバンドの見事な出だしだった。
この作品以前は当時がまだCDというものが出始めて慣れてきて、さあてLPは一気にCDに買い替えの時代。
そのころは音がまだまだアナログ的なつくりかたをしている時代での日本。
本当に真面目に作られている。誠
実という言葉が真剣に似合う音がここで流れている。
しかし、これを聞いていてしばらくぶりだったせいか
昔を思い出してしまった。
本当に熱かったね、現場での熱気。
そう本当に彼らはライブバンドだった。
素晴らしいライブバンドであった。
いやあなんだろう懐かしさで涙が出てきてしまった。
音に対する誠実さが本当にここで表現されている。
日本で最初のダブというものが
いかに真剣に音と真正面に向き合って作られていたのか!
そして、その当時の必死のミュート・ビートに対する当時の輸入盤屋さんたちのフォローも懐かしい。
あの頃の夜の渋谷、新宿の輸入盤探しは
彼らとの対話に近づく瞬間といった感じだった。
はたしてレゲェという音楽がどこまで広がるのか?
であった当時でのダブバンド。
本当に聞くだけでもこちらまで熱くなったことを本当に思い出させてくれる。
レゲェの中の一つのジャンル付に近い言葉をタイトルにしてダブそのものを楽しませてくれた。
当初はカラオケのはずが、完全にその音世界で何かを表現し伝えてくれるという素晴らしい音楽に代わっていく瞬間の一つがこの作品だろう。
ジャメイカやイギリスのダブとは違う真剣で誠実な音がミュート・ビートということなのかもしれない。
時間がたちすぎているからもう新たに聞くことはできないのだろう。
だがまだまだ様々なものが入手できたりもする。
その中で彼らの音をもっとも簡単に伝えてくれるのがこの作品なのかもしれない。
何かがある!そう音楽の中で大事なものを誠実に感じさせてくれてくれる作品だ。
名盤とかとう種類ではなく。、いまだに生きている作品として聞くのが一番だな。
曲目
1.EVERYDAY
2.JAZZ MAN
3.OLD AIR
4.DUB IN THE FOG
5.RHYTHM TRAX
6.DOWN TRAIN
7.BLUE BEAT MELODY
8.KIYEV NO SORA
9.LULLABY FOR FRANCES'
ミュート・ビートの作品
LOVERS ROCK
FLOWER
最新更新日 2022年2月19日
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