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ザ・レッド・シー |
オーガスタス・パブロの記念すべき第一作。最初はのほほんと呑気な始まりかた。勝手に何気に歌詞が思い浮かぶ感じすらする緩やかな世界から始まっていく。だがそのあとはしっかりとしたダブブサウンドが広がっていく。そう、ダブの本当の最初期の音がこれ。しっかりと作られた音にはすごい何かしらの音に対する執着と表現を感じさせられるものがある。キッチリとした音の中に聞こえてくる彼の意思が本当にいまだに有効な音として残っている感がある作品だ。じっくりとダブそのものの音を派手なこともなく、きっちりと作っているというのが非常に印象に残る作品だ。ジャケの色のように明るくはないが、しっかりと街を表現している感覚が結構いい感じで体に入っていくる。このなんとも言えない鋭さと優しさが共存した音が彼の最初の音というのがなんとも言えずにいい感じだ。しかしこの作品初めて発売されたときもおそらくは枚数は出さないだろうからの予想に本に売り出され、実際にそのとおりになっているのが現実。かなりの入手困難状況にあるようだ。そう、レゲェの原始の音であり、そしてダブの始まりといっていい音だが、世の中はそこまでダブに執着していない現実がこの状況を生み出しているわけだ。だがあからさまに言えることはダブをどこまで好きかということ。好きであればいいが、興味本位だと。。。。そう冷静になってね。聞く機会があれば絶対に聴くべき音だ。この音の流れは本当に最高のものだ。
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曲目 |
1 |
THE RED SEA |
2 |
IGGY IGGY |
3 |
EAST OF THE RIVER NILE |
4 |
SOUL VIBRATION |
5 |
SONG OF THE EAST |
6 |
UGANDA |
7 |
YOUTH MAN |
8 |
INVASION |
9 |
I-MAN |
10 |
AFRICAN ROCK |
11 |
AFRICAN ZULU |
12 |
405 |
13 |
REGGAE IN THE FIELD |
14 |
DARKER SHADE OF RED |
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