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ストリクトリー・ダブ・ワイズ |
緩やかな世界のダブ。そういう表現は変な感じかもしれない。
だが、本当に何か血走ったとか、硬く音にこだわり続けて、冷たさしか感じないダブとは全く違う。本当に緩やかな世界を描ききっている作品だ。本当に聞きやすく、リラックスのできる世界がここにある。音の感じやビートの柔らかさがすべてといってもいいような出来で、本当に聞きやすいダブだ。たたく音にも角がなくとにかくは氷の世界のようなダブではなく人間の温かみすら感じるバトルではない世界が描かれている。手元はオランダ盤。そう結構世界中で販売されているということでもその音のトゲのなさは保証されているといってもいいだろう。緩やかにキーボードがなりそれを支えるリズム隊。全体がまろやかになるようにビートにも全くとげがない。叩こうが何をしようが、とにかくは音が柔らかく温かいのだ。
人間のぬくもりを感じさせるダブ゙というと大げさだが、それに等しいものがここにはある感じだ。やはりこのあたりがジャメイカのビートとは一線を画すものなのかもしれないが、他のイギリス系からするとあからさまに何かが違う感じを受けてしまうのは過大評価か?しかし繰り返し思わず聞き続けてしまうということがこのダブの場合は起こる。
いやあ、本当に肌触りの優しいダブだ。傑作というところまではいかないがそれに近い位置にいる作品であることは確かだ。 |
曲目 |
1,CUT AFTER CUT
2.REVEL CHASE
3.ITES OF DUB
4.RIVER TO BANK ROCKING
5.TELL YUH SO
6.STRICTRY DUB
7.MINT AH MUSIC
8.SKA-BE-DOO-ZA
9.AH WEH |
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