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ザ・バンド、ショートストーリー |
ボブ・デュランのバッグとして活動が有名なザ・バンド。基本的にはカナダ人での構成でありそのあたりも異色として取り扱われていたこともあった。とにかくは演奏がかたくきっちりと歌をフォローして全体を作り上げるというバックを固めるには最高のバンドであったことは間違いない。曲も本当に素晴らしく、ボブ・デュランを完全に固めるだけではなく、彼らの固有の世界を見事に作り上げていた。そう、歌を確実に相手に伝えるという面では間違いなく世界最高のバンドであったことは間違いない。いまだに聞いつがれるファースト、ミュージック・フロム・ビッグ・ピンクの情緒あふれる作風にはいまだにこれに匹敵する作品を探すのが大変なものになっている。確かにディランとの共作という部分もあったりするが、この完全に確立された世界の中での歌は、そのなかの歌声ひとつでも心をとらえて離さないものばかりであることは間違いない。60年代の半ばからの活動であり、映画となったザ・ラスト・ワルツまで彼らの活動は見事なものであった。だが・・・そうとにかくは主役ではなかったということがあるためか、何気にに目立つ場所にとりあげられることはないかった・・・・デュランの影になってしまうわけだ。とにかくはオーバーグラウンドな活躍は最終作まで日本では目立っていなかったこともあり、だがその映画のキチンとした評価で解散後にきっちりと取り上げられたという雰囲気がなかなか不思議であった。とにかくはメンバー全員の演奏力が高く、それにより常に引き締まった名作が飛び出していったということなのだろう。いまだに何気にに聞きたくなる作品が多いところが彼らの真の価値があるのだろう。生で見ることはなかったが映画の中の動きだけでも、納得させられました。デュランとの共演とラストワルツ。本当に価値のあるバンドだった。
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ザ・バンドの作品 |
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