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MAX ROMEO、ショートストーリー |
最初にこの人の名前を知ったのは、全く関係のない話からだった。ローリング・ストーンズがレゲエ調の曲を作った際にそれに対する皮肉としてこの人の名前が出たのが最初。それもとにかくはお前たちがレゲエの曲を作ってもそれはマックス・ロメオのたわごと・・そう、かなり嫌な話の中で出てきたのが最初だった。当時は「なに?」的感じで意味が全く分からなかった。なぜにこのような言われ方をするのかが分かったのはそれから5、6年たってからの話。単純にイギリスとジャメイカの間で幼少期を行き来していたことを皮肉られていたという、ほとんどいやがらせ的なものだった。確かにボブ・マーリーから比べると全く普通の人の生活が彼にはあるという部分で精神的な身の置かれ方がラスタではないということからも、また皮肉られてしまっているという状況があるようだ。日本で生まれ日本で育ち日本で生きている人間から見ると、ひたすら???の状態。とにかくは彼の音楽についてはラバーズ・ロックという見方をすると最高の柔らかさをもった、リラックス系の優れたもの。軽い疲れを音楽で、というケースには結構いい感じの音がある。確かに戦う系の音では全くないので、このあたりがロックの流れからレゲェというケースでは違和感があるのかもしれない。そう、ボブとは正反対のところの居場所の音なのかもしれない。とにかくは上質のポップという方向からするとレゲェの持つリラックスの面を最大に生かした本当に優れたものといえる。
そう、70年代彼はレコーディングのアシスタントとしてキース・リチャーズを迎え入れていたようだ。そしてレゲェ調のストーンズが生まれたという流れのようだ。
とにかくすぐれたレゲェのポップということで・・・・うーん疲れがとれる。 |
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マックス・ロメオの作品 |
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