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トゥルース |
ジェフ・ベック・グループの最初の作品。ジェフ・ベック・グループ というよりもむしろ後のベック・ボガード&アピスに通じる内容の 曲と演奏だ。ベックのギターは絶好調でアイディアが単調にならず彼の奏法の宝庫となっている。これに対抗するロニー・ウッドのベースがとにかく良く聴き応えのあるまとまりのよい演奏になっている。意外といい作品ではあるが21世紀の現在ではやはり過去の音であるこLとも確かだ。ブルース・ロックがいかにまとまり極めて単純にハードロックに流れるもの、そして独自の音を追求する方向に流れていくかの分岐点として評価のできるものだ。バンドをやるなら参考に聞いてみるのが良いかもしれない。学生バンドの基礎ともいえる内容の演奏だ(ベックのギターはそう簡単にコピーできないとは思うが)ロッド・スチュワートの魂溢れる熱唱に超絶テクニックのベック、そしてここでの聞き物のひとつであるロニー・ウッドの小気味良いベース。これ以上やり過ぎれば単にバラバラになりかねない微妙なバランスの上で成り立っている。まあ若さとはこんなことなのかもしれないね。そして、また聞き直す。ロッド・スチュワートの歌が熱いだけではなく本当に丁寧なことがよくわかる。この丁寧さがほけのメンバーにも移りきわめて熱く、いまだにその若さを失わせない根源になっているのだろう。平均的な作品だが晴れた日の朝の景気づけにはいいかもしれないというか、これを書いている私が今そうなのな!!ハッピー日曜日!!
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曲目 |
1.SHAPES OF
THINGS
2.LET ME LOVE YOU
3.MORNING DEW
4.YOU SHOOK ME
5.OL'MAN RIVER
6.GREEN SLEEVES
7.ROCK MY PLIMSOUL
8.BECK'S BOLERO
9.BLUES DELUXE
10.I AIN'T SUPERSTIOUS
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