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サイド・ツゥー |
ひたすら映画音楽的な音が続く。そう、それもどこかの謎の地帯をさ迷い歩くかのような音の流れがひたすら続く。基本はギターエフェクトの彼の音がひたすら攻め込んでくるのだ。そのバックのビートが宗教なのか、ジャングルの中なのかの、昔からよくあるビートの作りがこの作品を印象づけていく。そう、もう完全に頭の中に画面を作る方向での作品になっているのだ。ひたすらその感覚は抜けずに走っていく。そう、止まらないのだ、この音が!!そしてそこに絡む彼の言葉の語り。そう、本当に何かを伝えるために、いや何かを世界中に表現しづけるための音がここにあるのだ。不思議な感覚であったりもするが、そう、目の前にこの音から連鎖するヴァーチャルな世界が見え始めたら大正解状態の音になるのだろう。だがそうはならなければ。。。。。普通のバンドの音がいいのであれば、この作品はもう無理だろう。そう、ギターで表現できる究極の部分を目指して走りまくる。そう大きな猫ではなく、大きな空間の中をひたすら描く、そうその描く瞬間がこの作品の最大の効きどころなのだ。side oneをひたすら拡大し、違う世界に連れて行ってくれる。ジャングルの中をひたすらかけめぐる感覚が出来上がれば、もう本当に最高の作品だ。このあたりが違う可能性を感じたら聞かぬが正解。だがそうではなくヴァーチャルな世界を感じたければ最高の作品だ。
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曲目 |
1.dead dog on asphalt
2.i wish i kow
3.face to face
4.asleep
5.sex nerve
6.then what
7.quicksand
8.i kow now
9.happiness
10.sunlight. |
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