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ルーツマン・スカンキング |
ダイナミックな音の入り方をしているような雰囲気で盛り上がる方向での作品になっている。かなり聞きやすい音であり、聞きやすいことは確かだ。レゲェのルーツ的思考は全くなく、とにかくは聞きやすい音を志向して作られている一枚だ。
そのために一音一音が丁寧で聞きやすい。歌も明瞭で本当にまとまりのよいポップなレゲェがここでは展開されていく。
逆を言えば本当にここでなければ聞くことができない的な音はここには全くない。これがバニー・ウェラーの志向する方向なのだから当たり前なのだろう。賑やかに邪魔にならないおとが必要であればこの作品は非常にいいものなのだろう。だがバンドの音が軽く大き目でわれるような雰囲気がほんの少しかんじられることも事実だ。ここには全く政治的志向は聞かれるような雰囲気はまるでない。オリジナル・ウェイラーズの中のただ一人のだけのポップ志向の音がここで聞くことができる。
だが基本的に昔からあるラバーズ・ロックjという見方から行くと、確実にバランスのとれた佳曲ということになっていくのだろう。
だが残念ながらここで、彼を代表するという趣の曲はどこにもない。軽く聞き流したいラバーズ・ロック志向のレゲェということでいいのだろう。まあ、聞く人次第で評価が全く違う作品であることはたしかだろう。タイトル曲以降のできがいいことも確かだ。そこだけ強調しておくのだ。 |
曲目 |
1.BALLROOM FLOOR
2.COOLYMAN
3.DANCE ROCK
4.GAMBLINGS
5.ROOTSMAN SKANKING
6.COOL RUNNINGS
7.CRY TO ME
8.ROCK'N GROOVE
9.ANATHER DANCE
10.JAMMINS
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