見事な録音で、本当にまとまりのよい演奏を聞かせてくれるバーニング・スピアの結構いい感じの作品だ。基本的にバックががっちりと録音状態のよい状態で録音されており、音自体はきれいに聞くことができる。だが極端にここでしかない音というものがないのが逆に欠点なのかもしれない。本当にベースを中心に完全にバンドは固まっており、演奏がかなりキチンとした状況でのものだけに聞きやすいし、悪くはない。だが特徴がないというのもまた事実だ。バーニング・スピアであいかない音というものがここにはないのだ。しっかりとキチンとしたバックに対してそれに合わせて本当に丁寧に歌っているということだけは確かで悪くはないものだ。だが、それ以上に何があるのだ？という疑問に対しては・・・・・・、そう、特徴がないのだ。ここにはバーニング・スピアはいる。だがそれをそれ以上にするようなものはは全くないと、いっても構わない状態であることが確かだ。そこが残念なところになってしまうのだろう。ここでしか聞けない音というものが残念ながらないのだ。確かに本当に演奏もよく歌も綺麗に伝わってくる。だが、で、何を？という疑問には？？？
そこがなんとかならないことには・・・・・・