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ハンズワース・レボリューション |
戦闘派とされているスティールパルスのデビュー作。パンクとともに出てきたブリティッシュ・レゲエのバンドだけに結構もしかして強烈な激しものが・・・・と言えば音的にはそうではない。そのあたりはむしろフロントマンの超タワー状態のドレッドヘアーが全て引き受けていたのだろうというのが本当にとこrだろう。
このデビュー作はかなりの出来。レゲェの枠のなかから離れても十二分に聞くことができる本当に優れた作品だ。全体は穏やかにだがバンドの作っている音は何気に鋭さが音の中に感じてくるところが武闘派的な部分なのだろう。キッチリとキレが必要な部分はきれいにキレがあり、その中で作られているビートがこのキレがなければ本当に穏やかになっていくのだろうというところ。しかし、一つ一つの音で丁寧に作ってある。この丁寧さがこの作品がいまだに輝きを失わない理由なのだろう。しかしギターの音が一音一音綺麗にとられているせいか、本当に全体に冷たさを感じさせる音になっている。レゲェの印象にある温かい国の音楽的雰囲気は全くない。何かどこかからか突き刺されそうな音。これがこの作品の特徴であり、いまだに輝きを失わない理由なのだろう。穏やかな音が必要な時に聞くと案外いいのは、これらの冷たさを感じさせつつもとにかく丁寧な作風から来ているのだろう。穏やかだが隠れた怒りが・・・・大げさかな。 |
曲目 |
1 |
HANDSWORTH REVOLUTION |
2 |
BAD MAN |
3 |
SOLDIERS |
4 |
SOUND CHECK |
5 |
PRODIGAL SON |
6 |
KU KLUX KLAN |
7 |
PREDICTION |
8 |
MACKA SPLAFF |
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