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エリカ・バドゥ、ショートストーリー |
ニュークラシック・ソウルの嵐が吹き荒れる中で登場した当時の新たな歌姫。けっこう衝撃的だった。日本にもすぐにやってきてその歌声を聞かせてくれた。生でも録音でもその声は変わらず。当たり前だな。だがそれもまた凄さを感じさせられる部分でもあった。いったいどこまでその歌声は伸びるのだ?そう、そうとしかまずは感じなかった。そして曲、何故か延々と頭の中で響き続けている。これが本当に説得力という部分の真骨頂なのだろうとしか思えなかったし、いまだに有効な部分だ。
彼女の作品であれライブであれ、何気にテーマがあり、そしてそれにのって全体を作り、そしてその流れは止まらない感じで進む。。そう彼女の世界がすでにできあがっていて、その空間に特別に入れさせてもらっているという感じの特別な状況を感じさせるような、ものになっている。
そう彼女の歌、それ以上に歌心に満ち溢れた世界とでも言うのかもしれない状況を作り上げそしてその中で発生したビート感をうまく全体に流し、そしてそれを聞き手に理解させるという手法・・・結構宗教かい?的部分が結構良かったりもする。
そうそのビート感で聞き手を完全にとらえた瞬間に、他の誰も侵入させない!といった感すらあり、特にライブ会場の雰囲気は教祖の歌を聞きに来たというような雰囲気すら発生してしまう。
そう、そういった存在感が彼女の歌声にある。とにかくは彼女の歌声の存在感はすさまじく、過去の歌姫の歴史の中でもトップクラスのものであることは確かだ。
そしてその存在感の中なぜか大きくまた違う方向にも流れてもいった。政治なのか、熱い思いだったのか?そのあたりが今では不明という感じがちょっと悲しいところ。どこまで影響を与え続けられる人なのか?だったのだが・・・俺が世間知らずなだけかな?
まあ、懐かしさがあるような歳でもないはずだから、きっと・・・・・・だが・・・・うーむ
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ERIKAH・BADU エリカ・バドゥの作品 |
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