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バースディ・コンサート |
1981年ウェザー・リポート脱退後に行われたジャコのバースディ・コンサートの模様を収めたライブ盤。ウェザーの時から比較すると緊張感がいささかゆるみ始めた感がある。録音されたのは350人程入るナイトクラブのMr.Pip's。音質はよく聞きやすい。またジャコのテクニックも冴え渡る。invitationにおけるソロは絶句ものの凄さがある。基本的には過去の録音の焼き直しといった感で気楽なプレイをしているような感じだ。それでも通常のプレイヤーから比較するとジャコの超人的なテクニックは凄いし、水準は高い。とは言っても一瞬これはキング・クリムゾンかという演奏になったりもする。最初にこのバンドでセッションをはじめたのはニューヨークのジャズ・クラブ Seventh Avenue Southだ。この模様はブートレグにもなっているようだ。基本的にはword of mouthのライブツアーにおけるある日の録音といった感じです。当然気合入りまくりのtwinsから比較すると少々落ちます。この時期のジャコのプレイを最高のライブ録音で気楽にきくならinvitations(twinsの編集盤)のほうがまとまりがよい。当然全体を把握した上ひとつの作品として聞くにはtwins1&2のほうが優れたライブ録音です。ちょっと一つ一つの曲が長めな部分がありますから、ちょっときつい部分もあります。また後半演奏がなんとなくだれて聞こえてくるような気がします。購入するならinvitation もしくはtwinsがお勧めです。それでも悪くはない録音ですから正規盤をすべて購入した後に購入する事をお薦めいたします。 |
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バースディ・コンサートの曲目 |
1 |
SOUL INTRO / THE CHICKEN |
2 |
CONTINUUM |
3 |
INVITATION |
4 |
THERE VIEWS OF SECRET |
5 |
LIBERTY CITY |
6 |
PUNK JAZZ |
7 |
HAPPY BIRTHDAY |
8 |
REZA |
9 |
DOMINGO |
10 |
BAND INTRO |
11 |
AMERIKA |
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