|
LIVE 1969 |
通常の録音の悪いヴェルヴェットの代表的ライブ盤。特にdiscUのocean以降に関してここでの雰囲気と彼らについて回るイメージが完全にリンクしているかのうような音がきわめて結構何気にコピーされていたりする。そう、彼らのスタジオ盤よりも有名なライブ盤といった感じになっている。だが全体は本当に録音が悪いライブ盤に過ぎない。演奏力が高いわけではない。だが彼らの演奏力がちょうどこの録音の悪さにうまくリンクしている部分があり、それが大過大評価されているというのが本当のところだろう。だがその過大評価されているdiscUに関して前半は確かに素晴らしい出来であることは確かだ。彼らが表現したかったもの、伝えたかったものがすべて詰まっているというの聞き方は決して間違ってはいない。そう、ねんだろう、ビジュアル感が何気にあったりもするのだ。聞き手の想像力にうまく訴えかけている分、音楽への想像もつながり、そして何気に頭に残りやすい音の流れもあるので、実際に思わず頭に残ってしまうと延々聞いてしまうといく麻薬的な効果があるというと変だが、実際にそんな感覚にさせられてしまうというのがこの盤のすごさなのだろう。いまだに何気につかれて、全部忘れてぼーっとしたいというようなときにはかなり効果的な働きがあるように思える。このあたりの時代の音楽の怖さがここに集約されているのかもしれない。
|
曲目 |
DISC1
1.WAITING FOR MY MAN
2.LISA SAY
3.WHAT GOES ON
4.SWEET JANE
5.WE'RE GONNA HAVE A REAL GOOD TIME TOGETHER
6.FEMME FATALE
7.NEW AGE
8.ROCK AND ROLL
9.BEGINNING TO SEE THE LIGHT
10HEROIN
DISC2
11.OCEAN
12.PALE BLUE EYES
13.HEROIN
14.SOME KINDA LOVE
15.OVER YOU
16.SWEET BONNIE BROWN/IT'S JUST TOO MUCH
17.WHITE LIGHT WHITE HEAT
18.I CAN'T STAND IT
19.I'LL BE YOUR MIRROR
|
|
|
|
|
|