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ECSTASY |
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結構いい感じに出来上がっている作品だ。極端に出来のよい曲がないのが難点というアルバム全体ではとてもいい感じの出来のものだ。何を訴えたかったのだろうか?そういう疑問だけだな。ほんとにまとまりがよく、その昔のベルズ的作風も一瞬あったりもするが、完全にギターバンドとしての音作りしかしていないので本当にまとまりがよく、そしてルーの歌も本当に彼らしく聞こえてくる。
歌いかけてくる彼の姿勢が本当によく伝わってきており、全く持って彼の歌に疑念なく入っていける良さがこの作品の一番のところだろう。基本は本当に弾きがたりということなのかもしれない。ギターの柔らかな部分の音とルーの歌が本当によく絡み、曲の良さを数倍にして聞かせてくれているように思える。
しかし本当に残念なのは代表曲と言えるような曲が新たに出来上がってくるということがないという部分なのかもしれない。
ヒット曲を作るのが彼の仕事ではないということなのだろう。
全体で彼を感じ、そしてその気持ちにふれ、心の中に入っていき、彼の存在を認識して彼の世界を楽しむ!と、いうのがこの作品の正しい楽しみ方なのだろう。
そして彼らしい、フィードバックに近いギターの音も一瞬聞こえてきたりもする。そしててそれが終盤思いきりギターの音の渦の中に入っていくところにつながっているかのような雰囲気もあったりする。。うーんしかし軽く流しっぱなしにしていると気持ちがおくなるね。そう、だからエクスタシーなんだろう。
タイトル通りの作品だな.
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曲目 |
1.Pranoia Key of E
2.Mystic Child
3.Mad
4.Ecstasy
5.Modern Dance
6.Tatters
7.Future Farmers of America
8.Turing Times Around
9.White Prism
10.Rock Minuet
11.Baton Rouge
12.Like a Possum
13.Rouge
14.Big Sky
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