バーニン
オリジナル・ウェイラーズ3人が揃った最後のの作品。
三者三様の音楽に対する姿勢がくっきりと現れている。
ピーター・トッシュの「GET UP STAND UP」で始まり、
バニー・ウェイラーの「ハレルヤ・タイム」で一瞬空気が和むが
その後は「アイ・シャット・ザ・シェリフ」で、またも攻撃的な
姿勢を取り戻す。その後はジャメイカの問題というか
彼らの生活の状況や決意、そして過去の時代から続く問題
について歌っていく。基本的にはやはりラスタファリズムが
中心。JAHと言う言葉が常に中心にある。
ジャケットには彼らの姿が描かれている。
その姿がこのグループの持つ雰囲気を良く伝えてくる。
攻撃的で最も戦闘的なピーター・トッシュ。
柔和でかつ温かみで満ち溢れているバニー・ウェラー。
そして現実を踏みしめ切り裂いていくボブ・マーリー。
まったく違う個性を持つ3人は、JAHという宗教上の彼らの
神によって結び付けられていたのだろう。
演奏はしっかりと地についたものです。
とにかくリズムのこの粘りは物凄く
この大名盤を支えきっている。 当時「GET UP STAND UP」が
WARの「SLIPPIN' INTO THE DARKNESS」の盗作では
ないかという疑惑があったりもした。
確かにSLIPPIN' INTO THE DARKNESS」の間奏部分が
ちょうど「GET UPSTAND UP」のさび部分とそっくりなのだが、
そんな事はこの曲の素晴らしさにうちけされてしまっている。
また、「I SHOT THE SHERIFF」がエリック・クラプトンに
コピーされて大ヒットしたりもしている。
世界ツアーを拒絶したバニー・ウェイラーが抜け
(この時のツアーにはピーターの代わりにジョー・ヒッグスが
参加している。そしてツアー後にピーター・トッシュが脱退する。
レゲエの3大巨人が奇跡的に共演していると言う事でも
聞く価値が十二分にある。」大傑作だ!
曲目
1.POSITIVE VIBRATION
2.ROOT,ROCK,REGGAE
3.JOHNNY WAS
4.CRY TO ME
5.WHAT MORE
6.CRAZY BALDHEAD
7.WHO THE CAP HIT
8.NIGHT SHIFT
9.WAR
10.RAT RACE
ボブ・マーリーの作品
CATCH A FIRE
BURNIN'
NATTY DREAD
LIVE
RASTAMAN VIBRATION
EXDUS
BABLON BY BUS
KAYA
SURVIVAL
UPRISING
CONFRONTATION
TALKIN' BLUES
WAILING WAILERS AT STUDIO ONE
SIMMER DOWN
ONE DAY OF BOB MARLEY
AFRICAN HARBSMAN
JAPAN
最新更新日 2024年1月7日校正
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