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BARRET   バレット
syd barret
のCD

とってもポップなサイケソング「BABY LEMONADE」
で始まるシド・バレットのセカンドアルバム。
世の中で言われる事を真に受けると
狂人のイメージから全く違うことを想像されてしまいそうな彼だが、
ここでの音楽は穏やかで彼の心がひたすら純粋な方向に向かっていくさまが伺えるような感じのほうが強い。
なにしろ2曲目の「LOVE SONG」の歌詞はシンプルこの上なく、
なんとなく心ここにあらず感のあるヴォーカルが
心地よく感じるほどだからだ。
この後も淡々と彼の歌詞の世界を
じっくりと浮遊感のあふれる音でバックアップした音楽が続いていく。
バックのミュージシャンはピンク・フロイドのデイブ・ギルモアがベースを弾き
同じくピンク・フロイドのリチャード・ライトがキーボードやオルガンを担当している。
難解複雑ではなくひたすらシンプルにサイケソングを追求しているこの作品、
ただし現実にはこの時はシド・バレット自体は精神をかなり病んでおり
相当酷い状況での録音であったらしい。
そのためか全曲にわたって目立つのは
シドのギターよりもデビッド・ギルモアのベースのほうだ。
シドのギターは相変わらずアコーステック・ギターを使っている部分を除くと
ひたすら神経質にこだわった感じで細部になればなるほど
彼のギターの特異性があらわになるような感じだ。


曲目
1.BABY LEMONEDE
2.LOVE SONG
3.DOMINOES
4.IT IS CBVIOUS
5.RATS
6.MAISIE
7.GIGOLLO
8.WAVING MY ARMS IN THE AIR
9.I NEVER LIED TO YOU
10.WINED AND DINED
11.WOLF PACK
12.EFFERVESCING ELEPHANT


シド・バレットの作品

年度 作品名 レーベル
1970 THE MAD CAPS LAUGHS ハーヴェスト
1970 BARRET ハーヴェスト
1988 OPEL ハーヴェスト
ピンク・フロイド時代の作品
1967 PIPER AT THE GATES OF DAWN コロンビア 
1968 A SAUCEFUL OF SECRETS コロンビア





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最新更新日 2021年5月15日

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